台湾電子セクターの主要サブセクターについて、2015年2月の売上動向及び旧正月の影響を排除した1-2月累計ベースでのYOYの状況、売上トレンドを個別に分析する。

 まず川下から見てみよう。マザーボード(MB)大手各社の2月出荷数量合計は推定約320万枚で、前年同期比(YOY)-22%、前月比(MOM)-32%。主要4社がすべてMOMで減少となった。1-2月累計出荷量は全体で-13%。企業ごとに見ると、PegatronがYOY-22%、Gigabyte Technologyが同-9%、MSIが同-8%、Elitegroup Computer Systemsが-24%。Pegatronを除く大手3社合計の1月売上高はYOY-7%、MOM-9%。1-2月累計売上高はYOY-4%。

 NB(ノートブックPC)大手各社の2月出荷数量合計は推定810万台(YOY-14%、MOM-19%)。MOMは季節要因もあり、5社すべてが減少となった。大手各社合計の2月売上高はYOY-4% 、MOM-15%、主要企業ではCompal Electronicsの2月売上高が546億1000万台湾ドル(YOY+10%、MOM-21%)、1-2月累計売上高はYOY+20%となった。