台湾の上場液晶パネルメーカー4社の2015年2月の大型パネル出荷量はYOY+6%、MOM+2%となり、出荷量は2100万枚だった。同年1~2月の累計では3800万枚である。日本と韓国、中国を含めたグローバルの推計ベースでは、同年2月は全体で約5900万枚(YOY+14%)、同年1~2月累計では約1億3100万枚(YOY +7%)。

 アプリケーション別では次の通り。テレビ向けは1950万~2000万枚でYOY+14%、MOM-25%。2015年1~2月累計ではYOY+32%と、比較対象の2014年同期がサイクルのボトムであったこともあり、YOY成長率は著しく高い。

 ノートパソコン(タブレット端末は除く)向けが1500万~1550万枚でYOY+8%、MOM+2%。2015年1~2月累計では+5%。最終需要や組立台数に比べてパネル出荷数が多い。モニター向けは1150万~1200万枚でYOY-6%、MOM-13%。2015年1~2月累計では-1%と弱含んでいる。

 タブレット端末向け(White Box向けの一部は含まない)は1200万~1300万枚でYOY-24%、MOM-30%。2015年1~2月累計ではYOY-13%と悪化が続く。