連載趣旨
 「技術力はあるのにもうからない」「コンペで負ける」――。現在、日本のメーカーはこうした悩みを抱えています。日本のメーカーに足りないのは、もうけるための設計、すなわち「プロフィタブル・デザイン」です。

 本コラムでは、さまざまなメーカーの設計改革を手掛けてきたプリベクト代表取締役の北山一真氏が、「設計と原価の融合」という観点からプロフィタブル・デザインについて解説していきます。
北山一真(きたやま・かずま)
プリベクト 代表取締役
 IT系コンサルティング会社、製造業系コンサルティング会社ディレクターを経て、2010年にプリベクトを設立。競争力ある製品/もうかる製品の実現のため、設計と原価の融合をコンセプトにした企業変革に取り組む。業務改革の企画/実行、IT導入まで一気通貫で企業変革の実現を支援。設計高度化、設計ナレッジマネジメント、製品開発マネジメント、原価企画、原価見積、開発購買、ライフサイクルコスティング、意思決定管理会計、BOM、3D-CAD、PLMなどのコンサルティングを手がける。

 著書に『赤字製品をやめたら、もっと赤字が増えた! ―儲かる製品を実現するコストマネジメント』(日刊工業新聞社) 。他執筆多数。