華やかな発表会の裏で…
このように今年度も優れた作品がたくさん展示され、盛況のうちに終了した成果報告会でしたが、そのためのリアルな開発現場は、そのような華やかさとは無縁であるのは世の常です。
発表会の直前ともなると、実験室では早朝や深夜も含めて、常に受講生が開発に取り組んでいるのが日常の光景になっていました。この頃には、実験室に生活感が漂い始めるとともに、他人に見せるに足る作品が完成していない人の焦りや、作品を作ることそのものが楽しくなってしまった人の恍惚(こうこつ)など、さまざまな感情が入り混じった混沌とした空気が充満することになります。
詳細については、次回以降の各受講生による制作体験記で存分に語ってもらいたいと思います。ですが、ひとまずここではその一端をお見せすべく、発表会直前に受講生有志によって作成された「エナジードリンク文字による立て看板」を紹介します。
これは、自分の目標を追いかけ続けた受講生が寝食を忘れて開発に没頭し続けた結果できた作品です。一見すると遊び心に富んだ作品ですが、デバッグ作業の大変さがひしひしと伝わってきます。(笑)