ハワイ州で設置が進む住宅用太陽光発電システム
ハワイ州で設置が進む住宅用太陽光発電システム
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2009年に運転を開始したFPL社が所有するDeSoto Next Generation Solar Energy Center(写真:FPL社)
2009年に運転を開始したFPL社が所有するDeSoto Next Generation Solar Energy Center(写真:FPL社)
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NextEra社とHEI社の合併を説明する「ハワイの将来のため」という名のWebサイト
NextEra社とHEI社の合併を説明する「ハワイの将来のため」という名のWebサイト
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 2015年1月に、フロリダ州に拠点を置く米NextEra Energy社が、ハワイ州で最大の電力会社を持つ米Hawaiian Electric Industries (HEI)社の買収と合併の申請を、ハワイ州公益事業委員会(PUC:Public Utilities Commissions)に提出した。買収金額は43億米ドルと発表されている。この金額にはHEI社の13億米ドルの負債も含まれている。

 NextEra社の子会社には、フロリダ州で最大、全米でも第3位の電力会社の米Florida Power & Light(FPL)社がある。さらに、別の子会社の米NextEra Energy Resource社は、北米で最大規模の太陽光発電所と風力発電所の開発会社として有名であり、カリフォルニア州に発電設置容量750MWの「McCoy Solar太陽光発電所」を建設している。

 一方のHEI社は、電力会社の米Hawaiian Electric Co.(HECO)と米Maui Electric Company(MECO)、米Hawaii Electric Light Company(HELCO)を子会社に持つ。

 なぜ、フロリダ州の電力会社が、本土から離れたハワイ州の電力会社を買収、合併しようとしているのだろうか。