コラム趣旨

 日本のものづくりの品質の高さは、世界に誇る競争力の源泉です。ところが、欧米の先進国だけでなく新興国の追い上げは激しく、一方で従来の品質を維持できない日本メーカーも出てきました。市場や拠点のグローバル化が進み、造るモノやそれを担う人も含めて、ものづくりを取り巻く環境は変化しています。

 本コラムでは、日本科学技術連盟が主催する「品質管理シンポジウム」における講演や、同連盟が発行する「品質月間テキスト」に掲載されたコンテンツなどの中から、日本を代表する企業の取り組み事例や品質管理に役立つ解説を紹介します。競争力を高めていける品質に対するアプローチの検討にお役立てください。