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「生体情報モニタ」開発物語

ワイヤレス医療機器の道を開いた

2015/03/16 00:00
福山 健=日医文化総研
出典: 「知遊」第23号,2015年1月発行 ,pp.52-63 (記事は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります)

 「ミスター監視装置、流出」こんな見出しが、日曜日の朝日新聞に掲げられた。1988年4月24日のことだ。記事は、日本光電工業・監視装置事業部副部長だった久保田博南(ひろなみ)さんが、スイスの世界的有名メーカーに引き抜かれ、日本の貴重な頭脳が流出したことを伝えている。

  久保田さんは、心電図・心拍数、血圧、体温といった生体情報を、継続的に測定記録する生体情報監視装置を1965年に製造し、さらにワイヤレス式の監視装置の製品化に1976年に成功する。ともに世界初の開発だったことから「ミスター監視装置」と呼ばれるようになる。

 今日、「監視装置」は「モニタ」と改称され、久保田さんは「ミスターモニタ」と呼ばれるようになったが、いまなお最先端の開発に携わっている。

日経デジタルヘルス Special

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