2016年4月の電力小売全面自由化を1年半後に控え、新電力(特定規模電気事業者、PPS)各社の動きが活発になってきた。特に最近目立つ動きが、太陽光発電の電力買い取りだ。

 新しいビジネスモデルの発表で注目を集めたのは、家庭用太陽光発電のアグリゲーション(集約)事業への参入を2014年1月に発表したパナソニック・エプコ エナジーサービスである。続いてエナリスが、産業用太陽光発電の買い取りサービスを9月より、住宅用(家庭用)太陽光発電の買い取りも10月に開始した。

 さらに、ソフトバンクグループのSBパワーが12月から太陽光発電の電力買い取りサービスをスタートさせた(図)。

図 SBパワーによる電力買取サービス概要
(出典:SBパワーのニュースリリース)
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