グローバル化によって、産業構造や業界・マーケットなど、従来の枠組みを超える新たなダイナミズムが生まれつつあります。世界のどこかで起きた技術革新が、自社のビジネスモデルを一夜にして意味のないものにしてしまう、そんなことがあるかもしれません。
いま多くの企業は、環境変化に柔軟に対応できる事業構造へと改革を急いでいます。M&Aや技術提携、EMS・ODMといった水平分業、系列を超えた取り引きなど、組む相手は日本企業とは限りません。技術を磨くだけでなく、それを世界に発信し認めてもらえなければ競争力の低下は免れえないでしょう。
エンジニアも例外なくその波のただなかにいます。開発・設計、生産それぞれの現場で、海外企業や現地スタッフとコミュニケーションをとるために英語が欠かせません。
この連載では、最小限の英文法を用いて、相手に正しく理解してもらうための「技術英語」(関連ページ)を紹介します。ご自身の技術をよりよく伝える英語スキルを身につければ、グローバルエンジニアへのステップアップが容易になります。
日本能率協会 産業振興センター マネジャー