「BOMを再構築したいが、投資対効果をうまく説明できない。そのため企画書の作成や経営幹部への説明が難しく、結果として起案が承認されない。どうすればいいのだろうか?」という質問をひんぱんにいただきます。このような質問が出てくる背景には、次のような事情があると推察しています。
・海外生産が急速に拡大しているが、事業部や生産拠点ごとにBOMに関するローカルルールがあり、スムーズに部品情報や技術情報交換ができない
・BOMはマスターなので、業務効率化による効果を訴求しにくい(業務コスト削減に単純につながらない)
・品番体系など、これまで慣れ親しんだ業務プロセスが変更になる可能性があり、開発・生産現場の賛同を得にくい
といった理由があるのではないでしょうか。