1万円ポッキリの月会費
この他、黒酢メーカーと飴メーカーを結び付けて新商品を開発したり、なかなか出合うことが難しい地方企業と、東京や大阪といった大都市にある企業の間を仲介したりしている。どの会員企業も前向きな人ばかりが参加しているため、他の企業にもSettennに入ることを積極的に勧めてくれる。だから、ほぼ口コミだけで会員がどんどん増えている。
――わずか月1万円という会費で展開できる秘訣は何か。
基本的には、私一人でマッチングをしているため、コストが掛からない。しかも、自らコンサルティングをするというわけではなく、実際に会う日程や場所などを決めるまでしか関わらない。
企業同士の紹介には、もっぱらスマートフォンの「LINE」や「Facebook」の機能を利用するため、地方や海外など、どこにいても常に仕事ができる。最近では、Settennの評判を聞いて、スタートアップしたばかりのベンチャー企業の申し込みが多くなってきた。
ただし、気を付けていることがある。会員にする前に必ず私が面談をすることだ。コミュニティーを活性化するためには、アクティブな企業だけを集めなければならない。
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