本連載では、同氏の会員制コミュニティーで大きく躍動する企業に焦点を当てていく。第1回は、三反田氏にSettenn設立の背景や今後の展望を聞いた。(聞き手は、狩集浩志=リアル開発会議)
――「Settenn」はどのような活動をしているのか。
Settennの会員は、中小企業や地方企業などが多い。現在、300社を超える企業が会員となっている。会員企業の依頼を受けて、その依頼に合いそうな候補の企業に「○○会社の○○さんに会ってください」と紹介をするのが基本的な仕事だ。ただやみくもに企業同士を紹介しあうのではない。この企業とあの企業を会わせたら、絶対に面白い話になるはずだと狙ってマッチングをしてきた。
成果はいろいろと出ている。薬局チェーンと縫製メーカーを結び付けたことで、薬局チェーンはカタログにない独自の制服を各店舗に提供できるようになり、新人採用で人気を博している。また、家具メーカーにカンボジアに進出している企業を紹介し、家具メーカーの海外生産拠点の構築につながったこともある。