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「自家培養軟骨」開発物語

“ひざ痛治療革命”といわれる

2014/10/10 00:00
福山 健=日医文化総研
出典: 「知遊」第22号,2014年1月5日発行 ,pp.50-59 (記事は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります)

世界最高レベルのひざ軟骨の再生手術が、公的医療保険を使って受けられる。こんな夢のような出来事が、2013年6月、広島大学病院・整形外科で実現した。

越智光夫・広島大学大学院整形外科教授が、みずからが開発した世界初の軟骨移植法を用いて、これまで有効な治療法がなかったひざ関節外傷性軟骨欠損症の患者の治療にあたった。この手術には越智さんが開発を指導し、2013年4月に保険適用が認められたヒト細胞組織利用製品「自家培養軟骨ジャック」が使われた。つまり、軟骨再生医療への保険適用第一症例目の手術であった。保険適用第一号患者となった女性(34歳)は、小学生のときから20年以上バレーボールを続けてきたが、数年前から右ひざが痛みだし、歩行にも困難をきたすようになっていた。それが再生手術後は松葉づえなしに歩けるようになり、2、3年後にはバレーボールの再開も夢ではなくなった。

目下、越智さんらは、さらに大きな可能性を開く再生医療の実用化に取り組み、国内外から注目を浴びている。

ひざの治療では世界屈指の越智光夫広島大学大学院教授のもとには、海外から招待講演の依頼が毎年10件以上寄せられる。ヨーロッパ地域での講演では、サッカーの有名選手のサイン入りユニホームやボールをチームドクターから贈呈されたりする。(ユニホームには、メッシ、ロナウジーニョ、エトオらのサインが入っている。ボールには、インテルミラノの選手全員のサインが入っている。長友佑都選手が診察に訪れた際、自分のサインが入っていないと書き足した)(撮影:プロテック 森田 靖)

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