「Over The Top(頭越し)」という言葉をご存じだろうか。
ケーブルTVの世界では、運営会社と契約を結んで、セットトップボックスなどの機器を借りて、セットメニューの範囲で番組を選択・視聴するという方式が長く続いてきた。しかし最近では、これらの運営会社を飛び越えて、ユーザー自身が機器を購入し、インターネット経由の番組配信サービスを自由に視聴できるようになっている。
番組配信サービスのようなインターネットの上位レイヤーで提供されるサービス、およびサービスを提供する企業を「Over The Top」、略してOTTと呼ぶ。今回取り上げる「Google Chromecast」は、スマートフォン、タブレット、ノートパソコンで受信したテレビ番組、動画、音楽などOTTのコンテンツをテレビ画面に映すためのメディアストリーミング端末である。
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