2014年8月15日、ソニーが車載カメラ用画像センサー市場に参入すると、日本経済新聞が報じた(日経電子版の会員向け記事)。2016年に発売される自動車に搭載する見込みという。
自動運転やADAS(先進運転支援システム)技術の実現に向けて、カメラを使った画像認識へのニーズが高まっている。そうした中で暗闇でも見えるカメラ技術がナイトビジョンだ(『日経エレクトロニクス』2014年5月12日号の特集「ヒトより見える眼、クルマから広がる」参照)。
ナイトビジョンは赤外線カメラの一種であり、夜間に運転者の視覚を補助する。ヘッドライトなどの光を照射して反射光を見るのではなく、物体そのものが発する赤外線を検知する。原理的には、完全な暗闇でも撮像できる。