米国時間2014年7月25日、ネット通販大手の米Amazon.comがスマートフォン「Amazon Fire Phone」を発売した。

 Amazon.comは1990年代にオンライン書店からビジネスをスタートし、その後、取扱商品をCDやDVDなどに広げていった。今では家電からミネラルウォーターまで、何でもそろえている。一部で物議を醸(かも)しているが、送料が原則無料というのも魅力だ。

 Amazon.com製のハードウエアは、2007年に発売された電子ブックリーダー「Kindle」が最初となる。2014年8月現在、ディスプレーに電子ペーパーを搭載した電子ブックリーダー「Kindle Paperwhite」は、WiFiモデルが1万280円、通信費無料の3G回線付きモデルが1万5480円で販売されている。このほか、タブレット端末の「Kindle Fire HDX」もある。現時点での国内販売は未定だが、今回、このラインアップにFire Phoneが加わることになった。

Amazon Fire Phoneの外観
Amazon Fire Phoneの外観