日経テクノロジーオンラインのテーマサイト「クルマ」の7月22日~8月18日のアクセスランキングで上位に入った記事は、新車のインプレッションものでした。
第1位は「富士重工業『レヴォーグ』、1.6LターボとBilsteinダンパーの組み合わせに好感」、第3位は「ダイハツの2代目『コペン』、軽自動車を感じさせない走り」。いずれも、モータジャーナリストの御堀直嗣さんによる人気コラム「注目新車インプレッション」の記事です。
富士重工業のレヴォーグについて御堀さんは「日本のユーザーのために専用開発したという同社渾身の1台と評価。新設計の排気量1.6Lの直噴ターボエンジンなどに成果を実感したそう。
ダイハツの新型コペンは、日経テクノロジーオンラインの読者が大きな関心を寄せる車種です。発売後1カ月で4000台を受注したヒット商品。樹脂製の外販を採用し、着せ替えできることが注目を集める大きな理由の一つになっています。
アクセスランキングの18位に入った記事「クルマも着せ替えが当たり前になる?」では、日経デザインの花澤デスクがデザインの視点から新型コペンを分析。別の記事「ダイハツのオープンカー『コペン』は、なぜテレビCMを流さないのか?」では、日経ものづくりの高田デスクがテレビCMを使わない顧客とのコミュニケーション手法について記しています。
御堀さんのインプレッション記事では、着せ替えについてではなく、新型コペンの走りについて印象を書いています。開発を担当したチーフエンジニアは、スポーツカーの走りを表現する代表的な言葉「キビキビ」を封印したそう。御堀さんは「運転操作に対する応答や乗り心地に、日々の運転で自然に扱える素直さがあり、それでいて、運転を楽しみたい場面では、気持ちを運転に集中させる操縦性を発揮する新型コペンは、日常性と非日常性を融和させた新しい時代のオープンスポーツカーといえるのではないか」とまとめています。
アクセスランキングの2位に入った「Lamborghini社、『ガヤルド』の後継車『ウラカンLP610-4』を発表」は、2750万円のスーパーカーの話題。「スーパーカー」という言葉の響きは、幼少のころに消しゴムを集めた世代的にワクワクを感じざるを得ません。記事では同社のCEOが「2015年には世界でランボルギーニ史上最高の販売台数を実現できるでしょう」と、自信たっぷりに語っています。とはいえ、自分には全く手が届く値段ではなく、どんな人が買うんだろうと想像を膨らませながら写真を眺めるだけですけれど。