ハードを「現実社会との接点」ととらえて商品を着想すると、これまでとは異なる世界が見えてくる気がします。ストリートビューカーのような機能を一般の乗用車が備えてもいいかもしれないですし、雑誌版で紹介したストリートビューカーのリュックサック版「ストリートビュートレッカー」をリュックサックのメーカーが開発するなんてこともあり得ます。意外と、登山ルートの風景を記録したいと考える登山家は多いかもしれません。

ストリートビュートレッカー
ストリートビュートレッカー
実際に担いでみると、ずっしりと重いが山道でも何とか歩けそうに感じた。

 僕もちょっと妄想してみました(笑)。傘にGPSと雨量センサーを付けてユーザーに使ってもらい、全国の降水量をリアルタイムに把握して天気予報を提供するサービスなんてどうでしょうか。傘だけではなく、自動車のルーフに設置してもいいかもしれません。こうしてソフトの視点から世の中を見回してみると、これまでと同じ物がちょっと違って見えてきます。皆さんもチャレンジしてみては?