燃料電池車(FCV)の低コスト化に加え、FCVの普及に向けた最大の課題の1つとされるのが水素ステーションの整備である(図1)。しばしば「ニワトリが先か、卵が先か」と言われるが、水素ステーションの整備が進まなければFCVの利便性は確保できない。逆に、FCVがある程度普及しなければ水素ステーションの事業性に不安がつきまとう。水素の販売価格についても同様だ。価格が消費者の受容レベルにまで低減できなければ、消費者のFCV購入意欲はそがれる。一方で、FCVの普及台数が少なければ、水素の量産効果が期待できず、水素の販売価格を抑えることが難しくなる。FCVには、こうしたジレンマがある。

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