• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

HOME新産業異業種連携リアル言えない大事 > お布施がよい

リアル言えない大事

お布施がよい

“開発の鉄人”がこっそり教える虎の巻 #014

  • 多喜 義彦=システム・インテグレーション 代表取締役
  • 2014/07/30 00:00
  • 1/3ページ
イラスト:ニシハラダイタロウ
[画像のクリックで拡大表示]

 お布施とは、僧侶に施し与える金銭や品物を言う。私は、このお布施がよいと思っている。いやいや、私が坊さんのようだからではない。そう思っている人がいるかも知れないが、私は僧侶ではない。

 なのに、なぜお布施がよいかと言うと、このお布施というシステムは、非常によくできていると思うからである。あえてシステムと言うのは、本当にこのお布施という仕組みと言おうか習慣と言うのか、とにかく、昔から当たり前にあるこのお布施、高度なシステムと言いたくなるほど上手くできているのである。

 昔(今もそうだが)、どこの家にも決まったお寺があった。ご先祖さんのお墓を護(まも)ってもらう菩提寺である。一般的には家長である長男がお寺さんと付き合い、代々のご先祖さんを護ってもらうのだ。次男や養子に出た先にお寺が無ければ、新しいお寺を決めて、そこから始まる代々のお墓を護ってもらう。日本人は信心が無いと言うが、お寺さんとのお付き合いはどこの家でも当たり前であったのだ。

 さて、毎月、ご先祖さんの祥月命日(一周忌以後における故人の死去の当月当日)になると、お寺さん(住職)が家に来て、数分から長くても数十分、ムニャムニャ(失礼)と仏壇に向かって読経する。お寺さんにも檀家(信徒)にも大事な儀式ではあるが、読経の時間がきちっと決まっているわけでもなく、お茶を飲みながら世間話をして、何気ないそぶりで檀家がお布施を差し出し、お寺さんもスイッと懐に納めて帰る。お布施の額に特段の決め事はなく、数千円である。

おすすめ

あなたにおすすめ