行動の監視が気持ち悪い
検証を終えたG Watchはこれから分解されることになります。ではAndroid Wear端末を個人的に購入して、今後も使い続けるかというと、そうはしないつもりです。理由は2つあります。まず、デザインです。G Watchは少し野暮ったく、着けているのが恥ずかしいです。特に夏場の今は、半袖を着ることが多く、手元の腕時計が目立ちます。ファッショナブルとはほど遠い筆者ですが、それでも着け続けるのはどうかなと考えるほどです。ただ、周囲の女性スタッフは「かわいい」といってました。男性より女性にはうけるのかもしれません。
もう一つの理由は、言いようのない気味悪さです。Google Nowはとても便利なサービスなのですが、常に位置情報をため込み、会社や家の場所を推定します。筆者の行動など、原稿をいらいらしながら待っている編集長以外は興味がないとは思うのですが、常にGoogle社に見張られている感覚を覚えます。じゃあ、Google Nowを使わなければいいのではないかという話になるわけですが、Google Nowがなければ、Android Wearの魅力が半減してしまいます。この気味悪さをいかに取り除くかが、今後の発展の鍵になるかもしれません。
最後に少し宣伝を。7月30、31日に日経エレクトロニクスが主催するイベント「ウエアラブル・ジャパン 2014 Summer」(詳細はこちら)が開催されます。そこで、Androidに造詣の深いブリリアントサービス 取締役の近藤 昭雄さんに「Android Wearのインパクトとウエアラブルの未来」というテーマでお話し頂きます。今回、購入したLG G Watchの分解も展示したいと思いますので、興味がございましたら、ご参加ください。