クルマは、どこまで着せ替えできるか

 もう一つ今回、テーマサイト「クルマ」で関心を集めた新車は、ダイハツ工業が開発した新型の軽オープンスポーツカー「コペン」。樹脂製の外板を着せ替えできる特徴が関心を呼びました。アクセスランキングの4位と6位に記事がランクインしています。(4位の記事「ダイハツ「コペン」、外板の13樹脂部品のうち11部品を取り換え可能に 専用サイトで仕様を公開へ」、6位の記事「ダイハツ工業、軽自動車のオープンスポーツ「コペン」を全面改良 外板を自由に取り換え可能」)

 実は、4位に入った記事は日経テクノロジーオンラインのFacebookページでも多くの「いいね!」を集めました。着せ替えできる外板が、まるでプラモデルのようにバラバラになっている写真が興味を引いたようです。(日経テクノジーオンラインのFacebookページ

 ちなみに、外側の着せ替えが一息ついた感のあるスマートフォン(スマホ)では、ブロックのようにさまざまな機能モジュールを組み替えて、好みの機器を自作できるようにするプロジェクト「Project Ara」を米Google社が公表しています。(関連記事「Project Araで始まる、スマホメーカーの終焉」)

 ハードウエアの着せ替えでは、スマホよりもクルマの方が昔からずっと先を行っている感があります。メーカーが用意するパーツや車載機器などの選択肢はスマホをはるかに上回り、その組み合わせに悩む人は少なくないはず。電動化の進展とともに、いずれ心臓部まで着せ替えする発想のクルマが登場し、買うときの悩みがさらに深まるのかもしれません。