ASEAN地区に属する、タイ、インドネシア、ベトナム、マレーシア、ミャンマーにおけるLED照明の今後についてシリーズでお伝えします。今回はインドネシア編です。
インドネシアでは、すでに街路灯、商業施設、商業ビル、ホテル、コンビニエンスストアなど、多くの施設でLED照明が導入されている。また、ホームセンターや電気店でも既にLEDランプが販売されている。
インドネシアでLED照明が普及する背景には、電力量の逼迫、中間層の拡大、インフラ整備の拡大がある。製品は他のASEAN諸国と同様に蘭ロイヤルフィリップスや中国メーカー製が大勢を占める。インドネシアは、植民地時代にはオランダ領であり、フィリップスの存在感は依然して強いという。また、少数派ながら華人の経済影響力は強い。韓国勢も徐々にではあるが、存在感を見せつつある。