電子機器サイトで、この1カ月間に最もよく読まれたのは、米Apple社の次期「iPhone」のデザインに関する記事だった。日経デザイン編集部が、iPhone 6のモックアップとされるものを入手し、次期iPhoneのデザイン上の特徴を紹介した記事だ。
記事によると、次期iPhoneはアルミ製筐体で金属の持つ輝きを強調しており、時計を思わせる精巧なデザインという。取材から見えてきたデザイン上のポイントは、曲面ガラスとアルミ筐体とを隙間なくつないで、シームレスに見せる点であるとも指摘する。さらに同社のロゴマークについて触れている。「iPhone 5s」ではダブルアルマイト加工で実現しているが、次期製品では異なる手法が採用される可能性があるとして、その手法を推測している。
2位以下は、やはりディスプレーの記事がよく読まれた。どこでもディスプレーは前回に続き注目を集めている。
そうした中で毛色の違う記事が5位に入った。パイオニアのDJ機器事業に着目した記事だ。同社の事業のうち、ホームAVではなく、カーナビでもない、クラブミュージック向け事業に焦点を当てている。オンキヨーなどが買収を発表したパイオニアのホームAV事業(関連記事)は、赤字を見込む一方、DJ事業は今期も収益に貢献するというパイオニア社長のコメントを掲載している。