【連載主旨】
 3000~5000円程度で買えて、手軽に電子工作が楽しめるPC/マイコンボードが続々と登場しています。代表格のRaspberry Pi(ラズベリーパイ)は、販売台数が2年半で250万台を超える大ヒットとなり、アイデアさえあれば誰でも簡単に“モノ作り”ができる時代になりました。

タイトル
世界で250万台以上が売れている格安PCボード「Raspberry Pi」

 LEDを光らせたり、センサーで温度や光を感知したり、LCDディスプレイに文字を出したりなど、筆者も一通りやってみて初心者でも個人が楽しめることを体感しました。個人として楽しむ人、それをイベントなどで販売しようとする人、起業して本格的に売り出す人。モノ作りの形は多様になってきています。

 「日経Linux」の編集者として、こうしたモノ作りを自分でやってみたり、関連の記事やニュースに触れたり、いろいろな人に会って話を聞くと、「本当に面白い」感じる瞬間があります。その楽しさを、いろいろな角度から伝えるのがこの連載の目的です。

安東 一真(あんどう・かずま)
日経Linux 副編集長
安東 一真(あんどう・かずま) いつも新しい技術に興味を持っている。これまでクラウド、セキュリティ、RFIDなどを追いかけてきたが、2011年に日経Linuxに移ってから電子工作(モノ作り)の世界にはまっている。日経エレクトロニクス、日経コンピュータ、日経RFIDテクノロジなどにかつて所属。1991年入社。