こんにちは。かなりあ社中の臼井です。

 本コラム、最近は新しい掲載もなく、連載打ち切りになったと思われている方も多いのではないかと推察します。実は執筆している我々も、原稿督促のお話もないまま、このまま立ち消えになるのかと思っておりました(笑)。

 そんなある日、編集担当のF氏より連絡がありました。

「実は、これから日経BP社で“リアル開発会議”というプロジェクトを始めます。かなりあ社中の皆さんに、その説明会で一役買ってもらいたいのですが、いかがでしょう?」
「リアル開発会議?」

 日経BP社がプロモーションをしているようなので、日経テクノロジーオンラインの読者諸氏の中には、この名前をご存じの方がいるかもしれません。

 でも、かなりあ社中が話を聞いた時点では企画段階で、当然のことながらチンプンカンプン。日本の開発現場における“引きこもり”を打破しようという野心的なプロジェクトらしいのですが、かなりあ社中に相談してくるあたりが、いかにも怪しい感じです。

 そもそも、会社における「会議」というものに良い印象を持っている企業人はほとんどいないのでは? 私も長いサラリーマン生活で数え切れないほどの「企画会議」やら「開発会議」やらに出席した経験がありますが、たいてい骨も心も折れて、真っ白な灰になる時間というのが経験則です。だから、「リアルな」開発会議って何よ、と思ったわけです。最初に頭に浮かんだのは、例えば…。

リアル開発会議で一役買ってもらえませんか、と…(写真:栗原 克己)