東海道新幹線の線路は、それまでの在来線よりも高速で安定的に運転できるように、レール同士の間隔を広くした。ところが、九州新幹線西九州ルート(新鳥栖-長崎間)は、線路が広い区間と狭い区間ができる見込みだ。新鳥栖-武雄温泉間は既存の在来線(長崎本線)の線路をそのまま使うことになっているためである。この状態での直通運転を想定し、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は車輪の間隔を変えられる軌間可変電車(フリーゲージトレイン)の試験車両を製作して、2014年4月20日からJR九州の路線で走行実験を開始した。
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