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軌間可変電車(フリーゲージトレイン)

複雑な可変機構を軽量に実現することがカギ

木崎 健太郎=日経ものづくり
2014/06/05 00:00
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 東海道新幹線の線路は、それまでの在来線よりも高速で安定的に運転できるように、レール同士の間隔を広くした。しかし、新幹線と在来線では同じ車両を走らせることはできない。後年、山形新幹線と秋田新幹線の工事では、新幹線から在来線へ電車を直通させるために在来線の線路を広くして、新幹線に合わせた。

 ところが2014年現在で一部着工している九州新幹線西九州ルート(新鳥栖-長崎間)は、線路が広い区間と狭い区間ができる見込みだ。新鳥栖-武雄温泉間は既存の在来線(長崎本線)の線路をそのまま使うことになっているためである。この状態での直通運転を想定し、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は車輪の間隔を変えられる軌間可変電車(フリーゲージトレイン)の試験車両「FGT新試験車両」(4両編成)を製作して(図1)、2014年4月20日からJR九州の路線で走行実験を開始した。

図1●フリーゲージトレインの第3次試験車両
図1●フリーゲージトレインの第3次試験車両
川崎重工と日立製作所が製造した。

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