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エディターズ・ノート

パイオニアが狙う、ある1億5000万人市場

  • 久米 秀尚=日経エレクトロニクス
  • 2014/05/26 05:00
  • 1/2ページ
パーティーの様子。DJのDAISHI DANCEが会場を沸かす。
パーティーの様子。DJのDAISHI DANCEが会場を沸かす。
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 「アガれ~!」
 「いえ~い!!」

 東京・恵比寿の某所、2014年4月15日夕刻。赤色を基調としたド派手な照明と奇抜な映像。会場には重低音のクラブサウンドが響く。若い女性を中心にした盛り上がりの渦の中には、人気音楽ユニット「m-flo」のTAKU TAKAHASHIや、世界で活躍する人気DJのDAISHI DANCEの姿。

 一見すると、よくあるクラブの一コマ。ですが、大きく違うのがイベントを主催していたのが、機器メーカーのパイオニアだったということ。実はこのイベント、パイオニアが開発したクラブサウンド向けに特化したヘッドホンの新シリーズ「Superior Club Sound」のお披露目パーティーだったのです。新製品の発表に合わせてパイオニアがこのようなパーティーを開催するのは「今回が初めて」(同社の広報担当者)です。

クラブとPioneer

 パイオニアがクラブミュージック市場に力を入れるのには理由があります。まず、世界を見渡すとクラブに行く人の数は「1億5000万人」(パイオニア プロSV事業部 CSV部長の百足敏治氏)と多いこと。クラブミュージックの愛好者に向けたヘッドホンがまだ市場にあまりなかったことに目を付けたのです。

 ではなぜパイオニアがクラブミュージックなのか。実は同社、クラブで使われるDJ機器の市場で大きなシェアを握っているのです。有名な海外のDJの多くがパイオニアの機器を使い、世界中で開催されるクラブベントで「Pioneer」のロゴを見ないことはないほどの存在感を放っているのです。

 パイオニア社内に目を向けると、DJ機器を開発する部隊は「かなり異質な存在」(あるパイオニア社員)のようです。服装も比較的ラフで交わす会話も他の開発部門とは違うクラブ業界の専門用語が飛び交います。

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