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キーワードで読み解く最新トピック

超解像

低解像度画像を4K化するだけではない、無から有を生む技術も

  • 三宅 常之=日経エレクトロニクス
  • 2014/05/07 00:00
  • 1/3ページ
ナンバープレートの文字を復元
写真:NEC
[画像のクリックで拡大表示]
人の顔を復元
写真:NEC
[画像のクリックで拡大表示]

 4K(3840×2160)/8K(7680×4320)試験放送の開始(関連記事)を控え、高解像コンテンツに関する話題が豊富になってきた。これに呼応するようにフルHD(2K、1920×1080)画像を4K/8K画像に変換する超解像も注目を集めている。超解像とは、元の画像を上回る分解能の画像を生成する技術だ。ただしテレビ向けの超解像は、不足する画素を、主には周囲・前後の画素情報から補完して“解像感”を高めるにとどまっている。今回、欠けている画素を復元して解像度を高めることを狙った技術について調べてみた。

 偵察衛星から捉えた戦闘機の機影を鮮明にして機種を特定する。監視カメラに映った“ぼやけ顔”をくっきり見せる。いずれも映画で見られるシーンだ。しかし、解像度が足りなくて不鮮明になった画像には、オリジナル像の再現に必要な情報が欠けている。このような復元は現実世界ではあり得ないと記者は考えていた。拡大した「カクカク」の画像を滑らかに補完したところで、例えば顔が鮮明になるわけではない。

 NEC 情報・メディアプロセッシング研究所では、そのような映画の世界を現実にする研究に取り組んでいる(NECのサイトの報道発表資料)。社会インフラや街の監視や捜査機関での活用に期待した研究だ。“無”から“有”を生む研究とも言えそうだが、実際には撮影した画像以外からも情報を補い、欠けた画素を高い確度で復元している。

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