車載部品&ネットワーク
 

急ブレーキデータと格闘して事故2割減

埼玉県 県土整備部道路政策課のプロジェクト

佐竹 三江=日経情報ストラテジー
2014/05/13 00:00
出典:日経情報ストラテジー、2013年12月号 、pp.36-37 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
印刷用ページ

 クルマは今や「走るビッグデータ生成装置」。リアルタイムで精度の高い位置データを収集できる。渋滞の緩和や事故の防止、災害時のライフラインの確保など、様々な目的での活用が見込まれている。

 多くの企業がこの情報に群がり始めているなか、いち早く成果を上げているのが埼玉県だ。2007年以降、ホンダが提供するカーナビデータを使って、急ブレーキが頻繁に発生している危険箇所を把握。重点的に標識の設置などを進めてきた。これにより、危険箇所での1カ月当たりの急ブレーキ発生は7割減。2011年までに危険箇所での人身事故の発生を2割減らす成果を上げ、データ分析の対象業務を広げている。

 このプロジェクトに取り組んだのが県土整備部道路政策課。「道路交通センサス」の作成を担当するなど、道路交通に関する多くのデータを扱ってきたが、リアルタイムの自動車走行データを活用するのは初めてだった。

時刻と位置の“羅列”に悩む

 最初の1年間はモデル地区を設定し、カーナビデータを使って危険箇所の特定を試みた。ホンダ車が搭載するカーナビシステム「インターナビ」が、数秒ごとに取得する位置情報のデータを分析して、完成したのが急ブレーキマップ(図1)。減速度の大きさに応じて、赤・青・緑に色分けした矢印を地図上に表示する。矢印の混み具合で一目で危険箇所が分かる。この最終形に至るまでにはプロジェクトチームの並々ならぬ苦労があった。

図1●カーナビデータから算出した急ブレーキの発生箇所を地図上にプロット
[画像のクリックで拡大表示]

ここから先は日経テクノロジーオンライン会員の方のみ、お読みいただけます。
・会員登録済みの方は、左下の「ログイン」ボタンをクリックしてログイン完了後にご参照ください。
・会員登録がお済みでない方は、右下の会員登録ボタンをクリックして、会員登録を完了させてからご参照ください。会員登録は無料です。

日経BP主催のお薦めセミナー
スキルアップしたい方は必見!

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング