2013年の世界半導体市場は、史上初めて3000億米ドルを突破した(日経テクノロジーオンライン関連記事1)。2014年に入っても好調は続いている。2014年1月の世界市場は対前年同月比で8.8%(関連記事2)、同年2月は11.4%増だ(関連記事3)。

 改めて書く必要もないが、日本の半導体メーカーは残念ながら深い闇から抜け出してはいない。以前は日本の半導体メーカーを見ていれば世界の状況が分かったが、今は日本だけをいくら見ていても、世界のことは分からない。

SCR大喜利

 半導体情報を網羅したオンラインサービスの「日経BP半導体リサーチ」は2014年の半導体業界やエレクトロニクス業界を占うこと目的に、5名の識者に意見を聞いている。野村證券の和田木哲哉氏、アドバンスト・リサーチ・ジャパンの石野雅彦氏、産業創成アドバイザリーの佐藤文昭氏、IHSグローバル Technology Electronics & Mediaの南川 明氏、服部コンサルティング インターナショナルの服部 毅氏である。

 そこでは以下の三つの同じ質問を5氏に投げた。

【質問1】2014年、注目している動き・出来事は?
【質問2】2014年、市場に大きな影響を及ぼす機器やサービスは?
【質問3】2014年、その動きに注目している企業はどこ?

である。5氏の答えは、日経BP半導体リサーチの新コラム「SCR大喜利」に有料会員限定のコンテンツとして紹介されている。

 今回、日経テクノロジーオンライン誕生の記念として、このコンテンツを日経テクノロジーオンラインの会員の皆様全員に期間限定で無償公開する。公開の期間は、今から2014年4月30日まで。ぜひ、この期間に読んでいただき、半導体産業やエレクトロニクス産業の行方を推し測る参考にしてもらえれば幸いである。

 5氏の答えは、それぞれ1本の記事にまとまっている。