アクセス記事ランキング(3/1~3/31)
新産業
1 最後まで指し切った「電王手くん」の裏側
2 スター・ウォーズの「R2-D2」は現在のロボット技術で可能?---メイカーズ向け情報サイト「fabcross」が技術者に調査
3 「ルービックキューブ」の6面完成を3.253秒で、ARMの技術者らのロボットが世界記録
4 将棋を指すロボットアーム、将棋電王戦にデンソーが提供
5 「歩行支援ロボを1~2年後に商品化する」、テムザック技術研究所が台湾ITRI、鳥大医学部などと共同開発プロジェクトを始動
6 第3回将棋電王戦スタート、“代指し”ロボットは最後まで動き続けられるのか
7 JAXA、静かな超音速機の実現に向けた落下試験の失敗原因を発表---風洞試験で得たデータの補正量を見誤る
8 日立が水中走行遊泳型と形状変化型の2機のロボット、福島第一原発の燃料取り出し調査に
9 ロボットスーツHALのCYBERDYNEが上場、「ようやく日本が新産業創出で先行できる」
10 ロボット介護機器促進事業の成果発表会を開催、導入実証事業の申請は3月中に受け付け開始へ
11 島津製作所、米国での航空機事業の拡大目指しカリフォルニアに新工場を建設
12 国際安全規格「ISO 13482」
13 テクノロジーで世界を変えるって、かっこいいでしょ
14 CYBERDYNEの山海CEO、「次はバイタルセンサーを使った予防医療に参入」
15 神戸製鋼、エアバス社の「A350XWB」向けにTi大型鍛造品を供給
16 「ISO13482」の発行は、介護ロボット産業にどんな影響をもたらすのか
17 JAXA、2月下旬打ち上げのGPM主衛星の初画像を公開---降水・降雪の3次元分布が観測可能に
18 2014年夏開催の宇宙博、実物や実物大モデルを含む展示物は400点超
19 新型基幹ロケットの開発と打ち上げ輸送サービスの実施を担う民間事業者に三菱重工業を選定、JAXAが発表
20 堀江さん、スマホ革命でロケットの未来はどうなります?
 

 日経テクノロジーオンラインのテーマサイト「新産業」で、ここ1カ月(2014年3月1日~3月31日)によく読まれたのは、ロボット技術に関する記事でした。特に「電王手くん」に関する記事が圧倒的な強さを見せました(第1位第4位第6位)。電王手くんは「第3回将棋電王戦」に登場した、コンピューターの指示した手を将棋盤上で再現する“代指しロボット”。第1局ではコンピューターソフト「習甦」が菅井竜也五段に98手で勝利し、話題を集めました。

 ルービックキューブを解く時間でギネス世界記録を達成したのが、「CUBESTORMER 3」と名付けられたロボットです(第3位)。2014年3月15日に「Big Bang Fair」で3.253秒を達成し、ロボットによる早解きの世界記録として認定されました。CUBESTORMER 3は、英ARM社の技術者であるDavid Gilday氏と英Securi-Plex社の技術者であるMike Dobson氏が開発したルービックキューブ専用ロボットです。

 ロボット関連ではこの他、筑波大学発のベンチャー企業でロボットスーツ「HAL」などを手掛けるCYBERDYNEが株式上場し、注目を集めました(第9位第14位)。医療・福祉用ロボットメーカーの株式上場は日本では初めての事例です。医療・福祉用ロボットとの関わりが深いテーマとしては、国際安全規格「ISO 13482」に関する記事も人気を集めました(第12位第16位)。

 インタビュー記事でよく読まれたのは、ライブドア元代表取締役CEOで実業家の堀江貴文氏にロケット事業への取り組みを聞いた記事(第13位第20位)。同氏の目標は、従来の価格と比べて桁違いに安く打ち上げられるロケットの開発だとか。国プロに任せるのではなく、民間によるロケット開発を活性化させることが低価格ロケットの道を切り開くと堀江氏は主張しています。

 テーマサイト「新産業」では今後、次の八つのサブテーマに関する記事を掲載していきます。「Social Devices」「デジタルヘルス」「航空・宇宙」「ビッグデータ・M2M・IoT」「ロボット」「3Dプリンター」「ウエアラブル」「有機エレクトロニクス」。いずれも新しい産業分野として注目を集めているものばかり。今後、各分野でどのようなイノベーションが生まれ、どれほどの巨大市場に育つのか。日経テクノロジーオンラインが日々伝えていくニュースにご注目ください。