アクセス記事ランキング(2/24~3/23)
電子部品
1 スマホ革命、電動革命を支える縁の下の力持ち
2 Innoluxの4Q業績:在庫で収益上げる「稼働重視」モデルは限界か
3 LED照明の未来は明るいのか?
4 第23回 変調のはなし(3)
5 テレビの空き周波数をスマホに、東北大や村田がコグニティブ対応デバイス
6 第24回 変調のはなし(4)
7 パナソニック、厚さ0.4mmの曲がる有機EL照明パネルを開発
8 モーションセンサー
9 テラヘルツの「壁」を破り2THzも視野に、高周波化と高出力化で世界をリード
10 金属被覆したホース内でミリ波通信、車載LANへの無線適用を狙う
11 【電子部品】「LED照明のピークは2015年」に大きな反響
12 九州大や住友化学など、Naイオン2次電池を試作
13 体内深部から体外に情報伝送、無線給電との共存も計画
14 豊田中研がレーザーレーダー試作、80m遠方も認識
15 ソフトでジャイロ機能の地磁気センサー、アルプス電気が今夏量産へ
16 「赤外線センサー市場、車載で2016年から拡大」
17 ナノインプリントがパワーアップして帰ってきた
18 シャープ、同じ寸法のまま新たにジェスチャー入力にも対応した照度/近接センサー
19 五重塔の構造がヒントに、STのMEMSパッケージ
20 コニカミノルタ、131lm/Wの白色有機EL照明パネルを開発

 日経テクノロジーオンライン(Tech-On!)のテーマ・サイト「電子部品」では、「スマホ革命、電動革命を支える縁の下の力持ち」という記事が、この1カ月間(2月24日~3月23日)に最もよく読まれた。

 この記事は、電子機器の放熱技術の研究開発が再び熱気を帯びていると指摘している。従来も放熱技術は重要だった。しかし、それは主にはマイクロプロセッサーなど信号処理能力の向上に対応するためのものだった。最近は、LEDをはじめとする照明や電気自動車向けといったパワーデバイスで必要性が増している。パワーデバイスでは、信号処理向け以上の発熱に対応しなくてはならない。

 そこで注目を集めているのが、高い熱伝導性と絶縁性を備えている「高熱伝導絶縁材」。なかでも柔軟性のある材料だという。そんな高熱伝導絶縁材に関して、グローバルでユニークな提案が相次いでおり、記事ではそれらを紹介している。この分野が、ホットだということが良く伝わってくる。

 同じくホットなテーマと言えるのが、照明だ。3位、7位、20位に関連記事が入った。前回のサイトマスター便りでもLED照明の市場に関する記事がランキングのトップに入った。7位の有機EL照明パネルは、0.4mm厚で曲げられる。LEDが主に発光効率を追求しているなか、有機ELでは別の特徴を打ち出そうとしていることを象徴している。それでも今回発表の有機ELの発光効率は100lm/Wを優に超えた。20位の記事で紹介しているパネルは131lm/Wという。有機EL照明は、価格次第ではLEDと競合できる状況にありそうだ。