2014年に予定されている、半導体製造装置メーカー首位の米Applied Materials社(AMAT)と、同3位の東京エレクトロン(TEL)の経営統合。国をまたぐ大型合併として、2013年9月の発表時から高い関心を集めているこの統合を、半導体業界のアナリストやコンサルタントはどのように読み解くのか。日経BP半導体リサーチのコラム「SCR大喜利」で、5人の識者が意見を出し合った(表1)。

 今回のSCR大喜利では、「米Applied Materials社(AMAT)と東京エレクトロン(TEL)の経営統合を読み解く」をテーマとして、以下の三つの質問を5人のトップアナリスト、コンサルタントに投げかけて意見を募った。

【質問1】2社の経営統合の背景にあるのは、半導体業界のどのような構造変化でしょうか?
【質問2】2社の経営統合は半導体業界にどのような動きをもたらす契機となるでしょうか?
【質問3】半導体の技術進化(微細化/3次元化/大口径化など..)にはどのような影響を与えるでしょうか?

回答者は以下の通り。

石野雅彦氏 アドバンスト・リサーチ・ジャパン マネージング・ディレクター シニア・アナリスト 佐藤文昭氏 産業創成アドバイザリー 代表取締役 服部 毅氏 服部コンサルティング インターナショナル 代表 三ツ谷翔太氏 アーサー・D・リトル(ジャパン) マネジャー 和田木哲哉氏 野村證券 グローバル・リサーチ本部 エクイティ・リサーチ部 エレクトロニクス・チーム マネージング・ディレクター

表1●「米Applied Materials社(AMAT)と東京エレクトロン(TEL)の経営統合を読み解く」をテーマにしたSCR大喜利での回答
5人の識者に投げかけた三つの質問に対する回答をまとめた。
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