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岐路に立つ元祖“世界のデバイス工場”、台湾電子産業12月動向から

岐路に立つ元祖“世界のデバイス工場”、台湾電子産業12月動向から

中根 康夫=ドイツ証券
2014/02/17 06:00
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 台湾電子産業の各製品分野における代表的企業43社の2013年12月売上高は、対前年比(YOY)+10%、対前月比(MOM)+2%だった。2013年通年での売上高はYOY-0.4%と、わずかながら減収となった。2013年は、全体の増収率に対してマイナス寄与の月が多かった台湾Hon Hai Precision Industry社(鴻海精密工業、通称:Foxconn)の12月売上高は4909億3200万NTドル(YOY+19%、MOM+8%)と、「iPhone 5s」「iPad Air」などの貢献によってプラス寄与となった。なお、同社の2013年通年での売上高はYOY+1%と、辛うじてYOY増収を確保した。

川上に2桁増収が多く、川下に減収が多い

 サブセクターでは、Hon Hai Precision社を含む部品は2013年通年の売上高でYOY+1%、1桁マイナスではノートパソコンがYOY-6%、デスクトップが同-3%、TFT液晶パネルが同-2%、プリント配線基板が同-1%。タッチパネルは比較対象の2012年の売上高水準が高いこともあって同-15%。10月まではコンシューマー製品全般の不調が影を落としていたが、11月は「iPhone 5s」の大幅増産、ノートパソコンやテレビの一部ブランドからの急単(ラッシュオーダー)もあり、MOMでは増収の企業が多い。

 2013年通年でYOY2桁増収を果たしたのが、DRAMのYOY+36%、ファウンドリ前工程の同+16%、太陽電池の同+28%、LEDの同+13%など。その他1桁プラスが受動部品の同+3%と、川上の部品系の多くがYOYプラスとなっている。ただし、DRAMと太陽電池は事業環境改善による価格上昇・稼働率改善、LEDは照明向けを中心とした需要増に伴う稼働率改善が要因である。

 ファウンドリ前工程に関しては、自社独自でビジネスモデルを作り上げたTSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing社)が28nmなど先端プロセスで順調に収益を伸ばしていることが大きい。受動部品、前述のプリント配線基板、液晶パネルは、スマートフォンやタブレット向け、車載向けなどで販売数量は増加傾向にあるものの、価格低下の影響に相殺され、売り上げが伸びなくなってきている。

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