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電子部品
1 トリリオン・センサー
2 レンズなしカメラ、新構造のCMOSセンサーで実現へ
3 銅の100倍の電流を流せる複合材料で微細配線、産総研などが試作
4 第21回 変調のはなし(1)
5 地熱発電やガス・タービン、過酷な所にセンサを
6 Googleが「スマート・コンタクト・レンズ」プロジェクトを発表
7 三菱マテリアルの四日市工場で爆発事故、多結晶Si材料の製造拠点
8 6分で90%充電と100A出力が可能な電池、村田製作所が開発
9 オランダの農業が強い理由
10 ソニーがテニスを科学する、センサーでプレーを可視化
11 日本のワイヤレス技術の表彰制度、次代を担う8件の候補が決定
12 昨年10億個のセンサーを出荷したBosch、“12軸”で次の市場へ
13 【MEMS 2014】数百℃でも働くセンサー、SiC以外に“先祖帰り”の方法も
14 「センサ×ビッグデータ」の予防医療、血圧測定から
15 薬事法改正で“スマートヘルスケア”はどうなる?
16 高分解能の圧力センサーの開発相次ぐ、cm単位の高さ検知などに
17 薄い圧力センサがブルブル動く、新感覚の入力手法を提案する米ベンチャー
18 【MEMS 2014】“昆虫センサー・ネット”はできるか、体液で発電する電池が発表
19 【MEMS 2014】人体内での役目を終えると分解される電子デバイス、「MEMS 2014」で発表
20 体内深部から体外に情報伝送、東京理科大が無線通信技術を開発

 日経テクノロジーオンライン(Tech-On!)のテーマ・サイト「電子部品」では、「トリリオン・センサー」を解説した記事がこの1カ月間(1月5日~2月4日)に最もよく読まれた。

 トリリオン・センサーは、近未来のセンサー社会の基盤となり得るコア・デバイスだ。その名の通り1兆個規模のセンサーを指し、カバー範囲が桁違いに広いセンサー・ネットワークを構成する。産業界の広範な分野に革命をもたらす可能性があるという。トリリオン・センサーの関係者を一堂に集めて2月20~21日に東京で開催するサミット「Trillion Sensors Summit Japan」でも、医薬分野のセンサー、味覚センサー、コンビニエンスストアの省エネ化に向けたセンサー、ロボットの体表を覆う触覚センサー、マラリア・センサーなどの講演が予定されている。記事は、幅広い読者の興味を引いたようだ。

 2位に入ったのは、米Rambus社が開発中の新型イメージセンサーに関する記事。通常は光学レンズによってセンサー部に結像させるが、同社の技術を使うと光学レンズを不要にできるとする。カメラにおいてコストの大半を占める光学部品を省けることになれば、大幅な低コスト化が可能となる。スマートダストのようにばら撒いて使い捨てるといった応用も可能になるだろう。

 3位に入ったのは、銅(Cu)の100倍の電流を流せるという材料に関する記事。その材料が、金属単体ではなく、単層カーボンナノチューブ(CNT)と銅の複合材料という。しかも熱膨張率がSiに近いといい、広い応用範囲がありそうだ。