日経デジタルヘルスの「Editors' Voice」
目次
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「62社のベンチャー」、掲載したワケ
100の企業/30の医療機関/30の官公庁・自治体…、「プレーヤー」に着目した『日経デジタルヘルス年鑑2017』
日経デジタルヘルスは2016年11月30日、『日経デジタルヘルス年鑑2017』を発行しました。先日、本コラム欄に掲載した「この62社のベンチャー、すべて知っていますか?」にも記した通り、第4章には「ベンチャー/スタートアップ総覧」を収録。62社のデジタルヘルス関連ベンチャー/スタートアップについて…
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この62社のベンチャー、すべて知っていますか?
「おもしろいベンチャーだね」。2015年3月に、あるベンチャー企業をインタビュー記事で取り上げた際、読者・取材先からこのような反響を幾つかもらいました。
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数年後には在宅医療が診療所の必須要件に?
「数年後には、在宅医療の提供が診療所の必須要件となるのではないか」――。最近、取材をしていて、そう感じることがとても多い。そこで今回の『記者の眼』では、診療所が在宅医療を手掛けなければならなくなると考える理由を解説したい。
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薬剤師が聴診器を持つ意味
「患者は、サービス付き高齢者向け住宅に暮らす85歳の独居女性(要介護2)。高血圧、肺気腫、うつ病の薬物治療中で、本日は2週間置きの定期訪問日である。処方箋やバイタルサインなどの患者情報を基に、今後起こり得ることを推察し、訪問時にどのようなことを確認すべきか」――。
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「医師 対 人工知能」、対峙している場合ではない
2016年9月のアクセスランキング
あちらこちらで人工知能(AI)に関する話題が増えてきました。もちろん、デジタルヘルスの周辺も例外ではありません。むしろ、「人工知能は医師を凌駕するのか」というテーマは、その話題の主役の一つになっている感もあります。
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廃校から芽吹く、デジタルヘルス産業
突然ですが、読者の皆さまの母校はどんなところでしょうか。今時分は金木犀が香っていたでしょうか。私が母校と聞いて思い浮かべるのは、人生で一番長く過ごした小学校です。小学生時代のうち5年間を過ごしたのは、2年生にあがる年にできたばかりの新しい学校でした。近隣の子どもが増えたため、2つの小学校に通っていた…
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人間医師が人工知能の前でカブトを脱ぐ日
「人工知能は人間に勝てるか」という話題を耳にすることが多くなった。先日、日経メディカルに掲載された駒村先生のコラムでも、この話題に触れていた(人工知能が人間医師に勝てない理由)。内容をざっくり紹介すると、「診断に関しては、技術がいかに進化しても、機械がその診断に対する責任を取ることができない以上、…
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三菱、東急…地域包括ケアの主役は大企業?
今年2月に公開した筆者の「記者の眼」(「保険外サービス」規制緩和のインパクト)で、高齢者が生活支援サービスを全額自己負担で利用する、いわゆる「介護保険外サービス」について取り上げました。
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デジタルヘルス市場に突破口を開けるのは誰?
先週金曜日(6/24)、東京工業大学で「『医薬×ICT』のフロンティア スマート創薬のイノベーション・技術展望」というタイトルのシンポジウムがあり、取材してきました。デジタルヘルスを医薬品産業、創薬研究開発の中でどのように活用できるのかを主なテーマとするシンポジウムで、実際にデジタルヘルス関連の研…
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あの東芝メディカルが“F-1マシン”を開発?
2016年5月のアクセスランキング
キヤノンに全株式を売却することが決まった東芝メディカルシステムズ。同社が“F-1マシン”を開発…、そんな話題が日経デジタルヘルスの2016年5月アクセスランキングで1位に入りました。
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使い手の声を追いかけていきます
2016年4月から日経デジタルヘルス編集部に加わりました、伊藤瑳恵です。日経デジタルヘルスの読者の皆様の声に耳を傾け、明日にでも役に立つような有益な情報発信に携わりたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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「メディカルイラストレーター」の仕事、ご存じですか?
2016年4月のアクセスランキング
日本では、わずか数十人が活動しているのみだという、「メディカルイラストレーター」と呼ばれる専門職をご存じでしょうか?
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FDAがスマートピルを承認しなかったわけ
大塚製薬と米Proteus Digital Health社は、医薬品にセンサーを組み合わせた、いわゆるスマートピルやデジタルメディシンと称される製品について、米食品医薬品局(FDA)から審査完了報告通知(CRL)を受理したことを、ゴールデンウイーク前に発表しました。
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「ソニーの介護」、いかにもソニーか、そうでないか
2016年3月のアクセスランキング
日経デジタルヘルスの2016年3月アクセスランキングでダントツの1位になった記事は「これが「ソニーの介護」、いよいよ初の有料老人ホーム」でした。同年4月にソニーグループが開設する初めての有料老人ホーム「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」を取り上げた記事です。
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あなたはいくつまで元気でいられる?
ここ1年ほど日経デジタルヘルスの取材でいろんな講演を聞く機会があった。最先端医療から日常の健康維持に関するノウハウまで多くの興味深い話があったが、中でも印象に残っているのが、健康寿命に関する東京大学 高齢社会総合研究機構 特任教授の秋山弘子氏の研究である。秋山氏自身の講演を聞いたわけではないが、その…
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病室がある日「住まい」に変わる違和感
「病院から施設への転換は、あなたたちが思っている以上に現場の反発が強いものなんだ。理屈だけで割り切れる話ではない」
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デジタルヘルス技術の推進も費用対効果評価が不可欠
先週日曜日に横浜市で開催された日本薬学会第136年会を取材してきました。その中で「剤形の多様性は、患者のアドヒアランス向上と医療経済に貢献できるか?」と題するシンポジウムを拝聴したのですが、参加者が非常に多く、この話題に対する関心が高いことに少しびっくりしました。
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東芝とキヤノンの「浅からぬ縁」
終始、慎重な口ぶりは崩さなかったが、かすかに安堵の表情が浮かんでいた――。
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東芝メディカルと「5人目のビートルズ」
「富士フイルムじゃないのか」――。2016年3月9日、東芝は医療機器子会社の東芝メディカルシステムズの売却について、キヤノンに独占交渉権を与えることを決定しました。交渉権の期限である3月18日までに最終合意する見通しです。
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医師への評価を民間会社がくだすのか
2016年2月のアクセスランキング
初診時の病院を「訴えようかと思った」――。こうした憤りが、医療のあり方を変えることを目指す会社を立ち上げる原動力になったと、ティーペック 代表取締役社長の砂原健市氏は語りました。