日経デジタルヘルスの編集部が、日々の取材などを通して感じたことや思い付いたこと、記者の意見など、通常の記事とは異なりブログ風にお伝えします。
日経デジタルヘルスの「Editors' Voice」
目次
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「テクノロジー」じゃ医療は救えません
ICT活用に始まり、人工知能(AI)やビッグデータ、ブロックチェーンなど、テクノロジーが医療の課題を解決するという話をよく聞く。テクノロジーは医療の救世主なのだろうか?
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編集部が選ぶ、2018年を占う10大キーワード
年末の恒例企画として、今年も日経デジタルヘルス編集部では新たな1年を占う10大キーワードを選出しました。2018年を展望する10のキーワードを、五十音順で順に紹介していきます。
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デジタルヘルス関連ベンチャーはいつ増加したのか?
ベンチャー101社の設立年をプロットしてみたら…
米国でデジタルヘルス関連ベンチャーへの注目がにわかに高まったのは2014年ごろ。同年、ベンチャーキャピタル(VC)から米国デジタルヘルス関連ベンチャーへの出資金額が前年比2倍以上に急増しました。その後、同出資額はやや横ばい傾向でしたが、2017年は前年を大きく上回る形で過去最高を更新したようです。
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米国デジタルヘルス、今年の7大トピックって何?
『日経デジタルヘルス年鑑2018』、本日発行
2017年8月に開催された、ある協会の設立総会で、来賓として登壇した経済産業省 商務情報政策局 商務・サービス政策統括調整官の江崎禎英氏はこう語りました。「ベンチャーは社会が変わる時に生まれるもの。まさに医療・ヘルスケアの分野は今、大きく変わろうとしている。だからこそイノベーションによって常識を変え…
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スーパー銭湯で思う、そろそろ「ハピネス」の時代へ
ふぅー、いい湯だなぁ。帰宅後、自宅から冬の夜道を45分ほどドライブしてたどり着いたのは、お気に入りのスーパー銭湯。頻繁に訪れるときは、それこそ週1ペースのこともあるが、今回は2~3カ月振り。湯船に浸かり、体の力を抜いていると、「幸せ」という言葉が無性に頭の中を駆け巡り始めた――。
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医師3076人に聞く「医療系ベンチャー起業への意識」
20代と60代の医師にベンチャーマインド!?
ITを活用するなどして医療への新たなソリューション提供を目指すベンチャー企業が目立ち始めている。最近では、医師自らが起業するケースも多くなってきた。このほどニコチン依存症治療アプリ「CureApp 禁煙」の治験を始めたキュア・アップも、内科医が起業したベンチャー企業である。
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“スマホアプリの治験”、そんな時代です
2017年上半期のアクセスランキング
“スマホアプリの治験”を開始する――。ベンチャー企業のキュア・アップは2017年10月、かねて開発を進めていたニコチン依存症の精神疾患に対して治療を行うアプリの治験を開始すると発表しました。
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遠隔診療は「遠隔」診療にあらず
事物に名前を与えること、すなわちネーミングほどあらゆる業界で共通に重視され、関係者が頭を悩ませる作業は少ないかもしれません。短い言葉の中に、伝えたいメッセージをいかに込めるか。我々メディアの仕事でも媒体名や書籍名、セミナー名、最も身近なところでは記事タイトルに最後の最後まで頭を悩ませます。
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医師が思い浮かべる「ニセ医学」が規制強化へ
以前、日経メディカル Onlineのアンケートで医師3322人に「『ニセ医学』と聞いて思い浮かぶもの」を聞いたところ、最も多かったのは「広告過剰なサプリ/健康食品」だった(「ニセ医学」と聞いて思い浮かぶのはアレ)。患者が持参したサプリメントや健康食品を外来で見た経験のある医師は少なくないだろう。
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長期入院中の子どもに「授業」を届ける
IT(情報技術)を駆使して、長期入院している子どもに「授業」や「自然」を届ける──。そんなユニークな活動をしている人たちがいると聞き、会いに行った。
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アドレナリン発見者の高峰譲吉とトヨタMIRAI
日ごろはバイオテクノロジーの専門誌『日経バイオテク』(1981年創刊)の編集などに携わっています河田と申します。先週、都内の白金台(東京・港区)にある東京大学医科学研究所の大学生協食堂でお昼を食べる機会がありました。松定食は360円(生協の組合員でないと440円)。東大医科研の生協食堂で食事をするの…
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「トヨタの敵はトヨタにあり」
トヨタが医療機器を事業化――。そんなワクワクするニュースが飛び込んできたのは4月のこと。藤田保健衛生大学と共同開発した下肢麻痺患者用リハビリ支援ロボット「ウェルウォーク」が、満を持してお披露目されたのです。
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医師偏在も解消する遠隔診療の整備を急げ
今後の日本医療を発展させる原動力として、遠隔診療の進展への期待は日々高まっている。これまでになかった診療形態モデルを生み出すばかりか、医師不足・偏在という待ったなしの課題を解決する手段としても急浮上しているからだ。
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「改正個人情報保護法」が本日施行
2015年9月に成立した改正個人情報保護法が、本日、いよいよ全面施行となりました。医療分野においても、情報の取り扱いやデータの利活用などに関して、この法律改正によるさまざまな影響があります。
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“効率化”やめますか? “当たり前”は1回捨てますか?
2017年2月のアクセスランキング
日経デジタルヘルスの2017年2月アクセスランキングには、座談会「情報化が切り拓く、ソーシャルホスピタル実現への処方箋」の記事が多く顔を出しました。中でも、特にアクセスが多かったのが、第2位の「効率化、やめませんか?」と第4位の「これ本当に医師の仕事?“当たり前”を一回捨てよう」です。
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キヤノンが「成長を続ける産業」と読んだのは…
2017年1月のアクセスランキング
経営再建中の東芝。今、注目が集まっているのはメモリー事業への外部資本導入・分社化の話題ですが、約1年前に同様の展開が繰り広げられていたのが、医療事業(東芝メディカルシステムズ)の売却でした。
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ヘルスケアサービスのカギを握る「継続ドライバ」って何だ?
ヘルスケアサービスの本質は、サービスの利用者が希望する健康状態を手にするお手伝いです。そして、現在より好ましい健康な自分へ変えていくためには利用者自身の行動変容が必要であり、その健康行動が継続されることによって成果が得られます。
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やはり「ソニーの介護」、年間アクセスランキング
2017年もいよいよスタートしました。今年のデジタルヘルス業界はどんな1年になるでしょうか。既に日経デジタルヘルスでは、年末年始企画として「編集長が語る2017年」「編集部が選ぶ、2017年を占う10大キーワード」を掲載しました
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編集部が選ぶ、2017年を占う10大キーワード
年末の恒例企画として、日経デジタルヘルス編集部では新たな1年を占う10大キーワードを選出しました。2017年を展望する10のキーワードを、五十音順で順に紹介していきます。
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国が普及目指す「高齢者見守りセンサー」の凄さ
近年、センサー技術を用いた高齢者見守りシステムが相次いで登場しています。その特色や仕組みは製品によって様々で、介護サービス事業者が安全性の確保や職員の負担軽減を目的に導入するケースも出てきました。