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(2013/12/5~2014/1/5)
電子部品
1 オランダの農業が強い理由
2 「センサ×ビッグデータ」の予防医療、血圧測定から
3 半導体とバイオ技術の融合のすさまじい破壊力
4 ハイテク畜産、鳥インフルも口蹄疫も防ぐ
5 第19回 Bluetoothの話(番外編)
6 【最終回】事業成功の鍵はエネルギー機器にあらず
7 センサ、この1年――「トリリオン革命」始まる
8 LEVORGはどこまで自動運転に近づいたのか
9 東工大が1.42THzで発振するRTD素子を開発、「THzの溝」を埋める
10 積水化学工業、フィルム型のLiイオン2次電池と色素増感型太陽電池を出展
11 第20回 Bluetoothのはなし(5)
12 台湾電子産業の11月動向:「iPhone 5s」増産、ノートPCラッシュ・オーダー
13 台湾電子産業10月動向:スマホ「5s/5c」「S4/S5」のセットと部品の需給を見る
14 近接場電磁界を用いた、非接触通信技術を開発
15 検知ソフト付き人感センサ、信号処理ICも封止
16 「グラフェンでアンテナを1/100に小型化、1μm長のテラヘルツ無線モジュールが実現できる」、米大学が解析
17 第15回 Bluetoothのはなし(1)
18 トヨタ、WiTricityからワイヤレス給電技術のライセンスを取得
19 三菱電機、1本の光ファイバーで100Gビット/秒の通信速度を実現する光通信用送信モジュールを発売
20 第18回 Bluetoothのはなし(4)

 日経テクノロジーオンライン(Tech-On!)のテーマ・サイト「電子部品」では、ソーシャル・デバイス関連の記事が、この1カ月間(2013年12月5日~2014年1月5日)によく読まれた。センサーやICT(情報通信技術)を使って社会的課題を解決しようとする試みは大きな期待を集めている。ランキングの1位、2位、4位、6位、7位など上位に、そうした試みを紹介する記事が挙がった。記事の事例は、センサーやICTによる、農業、畜産、医療の近未来像を示しているといえる。

 1位の「オランダの農業が強い理由」は、同国のハイテク農業を支えているものが、多様なセンサーを科学的な裏付けに基づいて選択していることだと指摘している。植物の育成に必要な水や養分、CO2の計測はもちろん、光合成の効率を高めるための分析も行う。

 2位の「『センサ×ビッグデータ』の予防医療、血圧測定から」は、予防医療に血圧の計測が極めて有効なことを紹介している。日常の血圧をビッグデータとして取り込み解析することで、疾病リスクを予測できるとする。

 4位の「ハイテク畜産、鳥インフルも口蹄疫も防ぐ」では、養鶏場の鶏や畜産業の牛に取り付ける専用センサーを開発している産業技術総合研究所の取り組みを解説している。大きな問題となっている鳥インフルエンザや牛の口蹄疫などは、定常的な計測でいち早く把握できる。被害が大きくなる前に、病気にかかった鶏や牛を隔離するといったことが可能だ。

 6位の「【最終回】事業成功の鍵はエネルギー機器にあらず」は、スマートシティで企業が事業化する際に注意すべきことを解説している。エネルギー以外の分野から事業提案することを勧めている。

 ソーシャル・デバイス以外では、「半導体とバイオ技術の融合のすさまじい破壊力」が3位に入った。エレクトロニクス/半導体の技術者が、バイオ分野で活躍できる可能性も示している。