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設計・生産 ものづくり現場の競争力アップに貢献する
 

第31回:3D活用で超短納期の金型づくりに挑む~ツバメックスの事例

鳥谷浩志=ラティス・テクノロジー代表取締役社長
2013/12/24 00:00
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 金型産業は長い間、日本の製造業を支えてきた。しかし、新興国とのコスト競争で疲弊している金型メーカーも多い。そんな中、「超短納期」というキーワードでその存在感を高めているのが、新潟県にある自動車や電気製品の金型を製造するツバメックス(本社新潟市)である。

 「超短納期」の実現により、顧客には旬を逃さずに製品投入できるという大きなメリットを提供できるので、新興国の金型メーカーとの競争上も大きな武器となる。そのような金型製造手法を確立していれば、それは海外進出した際にも非常に有利な戦いを展開できるだろう。

3Dデータをあらゆる工程で巧みに利用し納期短縮へ

 ツバメックスで、金型設計から最初のプレスまでを1カ月で実現することを目指し、金型製造ラインの最適化や戦略的なIT投資を進めてきた。全ての金型を3D設計し、そのデータをあらゆる工程で巧みに利用することで納期短縮を推進している。iPadを使った製造現場での3D形状確認もその1つである。

 同社における3D活用ユーザー数を示したのが図1である。このグラフを見れば分かるように、3D活用ユーザー数はうなぎのぼりに増え、120名中99名、80%を超える社員が3Dを参照しながら仕事をしていることになる。この成功の鍵となったのが、金型情報を統合管理するポータルサイトと軽量3DデータXVLの加工現場への導入だったという。

図1●急激に増加したXVLユーザー数の推移
[画像のクリックで拡大表示]

 同社は仏Dassault Systemes社の3D- CAD「CATIA」を1982年に導入しており、日本における最も早期からのユーザーの1社として有名である。1998年にはソリッドモデルによる設計を開始し、今ではすべての金型がソリッドで設計されている。XVLを加工現場での導入に利用し始めたのは2007年からであり、2009年より正式運用開始。2010年には社内のデザインレビューにも利用している。さらに、最近ではパソコンに不慣れな仕上げ部門でもiPadを導入しており、これにより3Dで寸法を参照しながら現物を仕上げることが可能になった(その様子を撮影したビデオを併せて見てほしい)。

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