設計・生産とIT (2013年1月1日~11月30日) |
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1 | 設計力を磨くためのヒント 「安かろう悪かろう」招いた集中購買、技術戦略に応じたサプライヤー管理へ 技術を生かす調達・購買戦略について坂口孝則氏に聞く(第1回) |
2 | 設計力を磨くためのヒント 日本が無意識に実践していた創造的活動を、欧米は意識的に体系化している 創造的なアイデアを生み出す「デザインシンキング」について富田欣和氏に聞く(前編) |
3 | 進化する大部屋 第1回:GMもフォードもハーレーも、グローバルに広がる大部屋活用 |
4 | これさえ読めば絶対分かる!「3Dプリンタ」の秘密 これさえ読めば絶対分かる!「3Dプリンタ」の秘密 |
5 | 設計力を磨くためのヒント 「設計基準」はあっても「設計手順」がない日本のメーカー モジュラーデザインに不可欠な「設計手順書」の役割を日野三十四氏に聞く(第1回) |
6 | 設計力を磨くためのヒント 3Dプリンタは何でもできる“魔法の箱”じゃない 3Dコンサルタントの原雄司氏に日本ならではの活用法を聞く |
7 | ホンダ イノベーション魂! 【Part3】第1回 魔境の地、本田技術研究所 |
8 | 設計力を磨くためのヒント 設計業務の95%はルーチンワーク、経営者は退屈な仕事から設計者を解放せよ モジュラーデザインに不可欠な「設計手順書」の役割を日野三十四氏に聞く(最終回) |
9 | 設計力を磨くためのヒント 日本の企業は“超天才の集団”にどう立ち向かえばいいのか 創造的なアイデアを生み出す「デザインシンキング」について富田欣和氏に聞く(後編) |
10 | ホンダ イノベーション魂! 【Part3】第3回 あなたは「どう思う」、そして「何をしたい」 |
11 | 実践! 進化型すり合わせ開発 第1回:今、日本の製造業に何が求められているのか |
12 | 技術の国、ニッポンの挑戦 発想の転換を生む「デザインエンジニア」のススメ 学生たちが挑んだ、斬新なアイデアの創出(第1回) |
13 | ホンダ イノベーション魂! 【Part2】第1回 なぜ上司はイノベーションに反対するのか |
14 | ホンダ イノベーション魂! 【Part3】第2回 イノベーションは手掛かりなしの宝探し |
15 | ものづくり技術者が見た「スパコン」の世界 第4回:何をもって「世界一」のスパコンとするのか? 「TOP500」を知った日(後編) |
16 | グローバル市場で負けないものづくり 開発・生産・調達の密な協力が強い商品を生む タイシリーズ(3):トヨタ自動車/日産自動車/ホンダ編(その2) |
17 | ものづくり技術者が見た「スパコン」の世界 第7回:どこよりも遅く個人的な、「Top500」更新の分析と見解(前編) |
18 | ホンダ イノベーション魂! 【Part3】第4回 哲学なき技術は凶器だ |
19 | DMS 2013/M-Tech 2013/MEDIX 2013 【DMS展】写真で見る3Dプリンタ ラピッドプロトタイピング・3Dプリンタ ゾーンから |
20 | 「渋滞学」の東大・西成教授に聞く「製品開発の現場で使える数学」 第1回:数学は日本が勝つための最後のフロンティア |
円高是正が進んだ2013年。製造業の業績も好転した。その影響もあってか、日本の製造業は守りの姿勢から攻めの姿勢へと転じつつあるように思われる。実際、Tech-On!のテーマサイト「設計・生産とIT」の2013年の記事アクセスランキングを眺めると、そうした兆しがうかがえる。
識者の意見に読者の高い関心
2013年1月1日~11月30日にテーマサイト「設計・生産とIT」で多くの読者から読まれたのが、開発力向上とイノベーションにまつわるコラムの記事だ。具体的には、コラム「設計力を磨くためのヒント」、コラム「進化する大部屋」、コラム「実践!進化型すり合わせ開発」といった開発力向上に関わる記事。そして、コラム「ホンダ イノベーション魂!」やコラム「技術の国、ニッポンの挑戦」というイノベーションやアイデア創造のヒントになる記事だ。中でも注目を集めたのは、「設計力を磨くためのヒント」と「ホンダ イノベーション魂!」である。前者は20位までに6本、後者は同5本と多くの記事が多数の読者に読まれた。
「設計力を磨くためのヒント」は、「時代の先端を行く識者へのインタビューや他に類を見ない企業事例など設計力を磨く上でヒントとなりそうなバラエティーに富んだ記事を紹介する」コラムだ。2013年2月25日から連載を開始し、2013年11月27日までに合計17本の記事を掲載した。ケイズデザインラボ社長で3Dコンサルタントの原雄司氏、モジュラーデザイン(MD)の第一人者である日野三十四氏、創造的なアイデアを生み出す「デザインシンキング」のコンサルタントで慶応大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科非常勤講師の富田欣和氏、3Dデータ活用という視点からのプロセス改革を提唱しているラティス・テクノロジー代表取締役社長の鳥谷浩志氏とデロイト トーマツ コンサルティング マネジャーの新井本昌宏氏、未来調達研究所取締役で調達・購買改革に詳しい坂口孝則氏、「モノ造り改革」の柱として「一括企画」を推進するマツダで一括企画の第3弾となる新型「アクセラ」の開発担当者を務めた同社商品本部主査の猿渡健一郎氏など、多くの識者に率直な意見をうかがい記事として紹介している。
「ホンダ イノベーション魂!」は、『日経ものづくり』が連載(2010年4月号~2012年3月号)していた同名のコラムから一部を転載したものだ。筆者は、中央大学客員教授(元・ホンダ経営企画部長)の小林三郎氏。同氏は、もともとはホンダの技術者で、日本初のエアバッグシステムの量産/市販を成功させた人物として知られている。同氏は、ホンダにはイノベーションを成功に導く企業文化や仕掛けがあると考えており、同コラムでは、そうしたイノベーションの成功を引き寄せるための考え方やアプローチを紹介している。