アクセス記事ランキング(10/18~11/14)
産業機器・部材
1 ホンダの新型ミニバン「オデッセイ」、タンクの薄型化などで車室内高さを1325mmに
2 ホットメルト接着剤
3 ホンダがHondaJetの販売活動を強化、量産1号機は完成間近に
4 軍用トラックは暑かった
5 3Dプリンタで原子配列の方向の操作が可能に、東北大金研が発
6 防衛省が三菱重工製の「機動戦闘車」を公開---高速道も走れるタイヤを履いた戦車
7 「タマムシ色に光ります」、浜ホトが有機フォトニック結晶シートを出展
8 スター精密、微弱な振動で発電するユニットを開発--無線センサの電源向けに展開へ
9 日立製作所、海外初の鉄道車両工場を英国に建設
10 日本板硝子、菌やウイルスを分解するガラスを開発---病院や食品工場を安全、衛生に
11 NEC、カメラを使わずに人の動きを把握するシート型の監視システムを開発
12 パナソニック、凹凸のある布や建材など多様な物にも印刷可能なインクジェット・ヘッドを商品化
13 【SCF】安川電機、ACサーボドライブと統合制御コントローラの新製品を発売
14 日東電工が光電気混載ケーブルを初出展---FPC上に光導波路を直接形成
15 セルロース・ナノファイバー(CNF)
16 【ヘルスケアデバイス展2013】味の素ファインテクノ、ヘルスケア部品に向けた材料技術を紹介
17 シーメンス・ジャパンのPLC新製品、不正アクセスへのセキュリティーを多層的に構築---BMW社が全面採用
18 三菱重工舶用機械エンジン、省電力を実現した電動アシスト過給機を開発
19 パナソニック、全自動で薬剤などを搬送する病院向け搬送ロボットを発売--間接業務の効率化目指す
20 医療機器参入に向け、「薬事法」対応の実際と改正動向を学ぶ

 テーマサイト「産業機器・部材」における今回(期間:2013年10月18日~11月14日)のアクセスランキングでは、薄さや軽さを極めるためのヒントになりそうな記事が上位に入った。

燃料タンクをいかにして薄く?

 例えば、「ホンダの新型ミニバン『オデッセイ』、タンクの薄型化などで車室内高さを1325mmに」というもの。今回、1位に入った記事だ。車室内の広さは、自動車のセールスポイントの1つ。そうしたゆとりを持った車室を実現するために、ホンダの新型ミニバン「オデッセイ」「オデッセイ アブソルート」では、車室内の高さを1325mmに拡大している。

 燃料タンクを薄くしたり、排気管やリアサスペンションの厚みを薄くしたりすることで、ホンダはそれを実現した。同記事では、そうした薄型化のための同社の取り組みを紹介している。

 その一部が、燃料タンクをブロー成形する際の成形条件の適正化や、タンク細部の丸みや角度の適正化である。タンクを薄くする、すなわちタンクを平べったい形状にしていくと、クルマの傾きや遠心力でタンクの端に寄った燃料を燃料ポンプで吸い上げにくくなる。そのため、新型オデッセイでは、燃料タンクの底面の一部を内側に食い込ませ、それにより壁を造って燃料ポンプの周辺に燃料をためられる空間を設けた。問題は、こうした形状のタンクは、ブロー成形でタンクが反ったり肉厚が大きくばらついたりしやすいことだ。上記の取り組みは、それを回避するためのものだ。