ビジネス創造にこそチャンス

 これはB2Cビジネスで自社が行っていなかったドメインへの部品や製造技術というものでの新規の進出ならまだよいのですが、自社のライバル企業への部品や技術を供給するは自分のB2Cビジネスをさらに疲弊させることにつながってしまいます。

 またB2Bビジネスは「B2B2C、B2B2B2C…」というようにどこかで消費者に繋がっています。このチェーンの中で消費者に近い位置にいるということは、新たな顧客ニーズを取り込み、そのドメインでの自社のビジネスを組み立ててそれをコントロールする機会が増えることを意味します。

 今までのB2Cビジネスを諦めるのではなく、新しい発想で新規のB2Cビジネスの創造を行なっていくことが今の日本にとって必要になっているだけでなく、こうした新しいビジネス創造があまり行われていない現状を考えるとB2Cビジネス創造は大きなビジネス・チャンスがあるように思えるのです。