2013年9月における台湾メーカの大型TFTパネル出荷数量は、対前年比(YOY)-19%、対前月比(MOM)-4%の2140万だった。主要4社中3社でMOM減少である。1~9月の累計出荷量はYOY-6%。日本・韓国・中国を含めたグローバルの推計ベースでは、全体で約6900万(YOY-1%、MOM -1%)、1~9月累計でYOY+5%である。

 9月の応用別の動向は下記の通り。
 テレビ向けは、1950万~2000万でYOY-8%、MOM+1%。1~9月累計ではYOY+3%。
 ノート・パソコン向け(タブレット含まず)は、1500万~1550万で同-22%、-9%。1~9月累計ではYOY-21%。
モニター向けは、1350万~1400万で同-11%、-4%。1~9月累計ではYOY-8%。
タブレット向けは、2100万~2150万で同+48%、+4%。1~9月累計ではYOY+82%。

 8月が全ての用途でMOM増だったが、9月はテレビとタブレットのみMOM増加となった。うち、タブレットは米Google社、米Amazon.com社などが弱含みだがApple社の新製品投入でMOM増加、テレビは年末商戦を控えMOM増となった。しかし、同じく欧米年末商戦を前にモニターがMOM-4%減、ノート・パソコンはMOM-9%減と振るわない。1~9月累計YOYでは、モニターが-8%、ノート・パソコン-21%で変わらず、テレビもYOY+3%に減速している。