• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

HOMEものづくり設計革新イノベーション再興への道 > イノベーションを生む「二刀流組織」

イノベーション再興への道

イノベーションを生む「二刀流組織」

創造性を硬直化させない開発体制をつくる(最終回)

  • 柴田 友厚=東北大学大学院 経済学研究科 教授
  • 2013/12/02 00:00
  • 1/5ページ

二刀流の組織(Ambidextrous Organization)

 これまでの連載で議論してきた内容を図1にまとめました。イノベーションによる持続的成長を達成するには、図1に示すように、「価値次元の転換によるコンセプトの創造」と「すり合わせ型から組み合わせ型への転換」という産業ライフサイクルの2つの段階で転換が必要です。しかし、すり合わせが硬直性へと転化してしまうことによって、戦略転換が難しくなるのです。新市場の創造につながるイノベーションを生み出せなかったり、生み出せたとしても優位性を持続できなくなったりする大きな原因は、ここにあります。

図1●イノベーションを持続させるための2つの転換
[画像のクリックで拡大表示]

 この硬直性への転化に対して、どのような処方箋があるのでしょうか。まず考えられるのは、トップダウン型の経営スタイルに切り替えて経営トップの求心力を高めるという方策です。戦略転換に対する組織的硬直性を、経営トップの力によって解消するわけです。ソニーの創業者である盛田昭夫氏が社内の反対を押し切って「ウォークマン」という新たなコンセプトを具現化したように、トップの求心力を高めることで新市場の創造に向けた組織の実行力を高めるという考え方です。

 盛田氏は創業者という立場だったため、いざというときにトップダウン型の経営スタイルに切り替えることが可能でした。しかし、コンセンサス重視でやってきた経営者がいきなりトップダウン型に切り替えようとしても、なかなかうまくいかないでしょう。生え抜きのサラリーマン経営者の場合は、なおさらです。経営層に外部の血を入れることは有効かもしれませんが、いずれにしても経営スタイルについては中長期的な視点で考えていかなければなりません。何よりも経営者個人の資質に大きく依存する部分があります。

トップページへ

【技術者塾】(7/25開催)
低コストを実現する機能安全設計の実践法

ISO26262に対応しつつ、回路の部品点数の半減を目指す


省エネルギー社会に則した機器をキャパシタを上手に活用しながら開発するために、その原理と特長、信頼性、長寿命化、高密度化、高出力化などのセル開発の進歩とキャパシタの持つ課題と対応技術まで、実践活用に役立つ応用事例を示しながら学んでいきます。。機能安全規格「ISO26262」に対応した安全設計を実施していく上で、考えなければならない設計の考え方や考慮すべきポイントを解説。これにより、コストの視点をしっかりと押さえつつ、「最適な安全設計を実現するために何をどこまで考慮すべきか」について判断ができるようになります。続いて、シンプルで最適な安全アーキテクチャを考えるためにはどうしたらよいかについて、回路の部品点数の削減事例を基に分かりやすく解説します。 詳細は、こちら
日程 : 2016年 7月25日
会場 : 御茶ノ水トライエッジカンファレンス
主催 : 日経Automotive

おすすめ ↓スクロールすると、関連記事が読めます↓