「産業動向」サイトで、この1カ月間(9月24~10月23日)によく読まれた記事の上位20本は、右表のようになりました。1位に輝いたのは、ランキングには常連の連載コラム「上海発EMS通信」の記事です。この記事に加えて、8位にランクインした「EMSに連休を返上させる端末」と合わせて読むと、iPhone 5s/5cの売れ行きがよく分かります。

 1位の「iPhone 5cに圧勝した『土豪ゴールド』」では、低価格版であるiPhone 5cが思うように売れていないのに対して、5sの金色モデルが売れているという。金色モデルは中国でも「金色」と表記されているそうですが、通称は「土豪」。さまざまな意味が込められているようです。さらに8位の記事を読むと、中国の工場では9月下旬~10月上旬の大型連休を返上してiPhoneの生産をしていることも読み取れます。一方、ノートPCの生産工場は、Windows8.1が登場したにも関わらず、大型連休はキチンと休めるようです。

 このほか、今月は民間企業による宇宙開発ビジネスを取り上げた連載「超小型衛星で進める民間宇宙開発プロジェクト」を始めました(第13位に第1回の記事がランクインしています)。筆者の務める会社アクセルスペースが手がけた人工衛星が、11月にはロシアのロケットによって打ち上げられる予定です。今後は月に1回のペースで新規記事を連載していく予定ですので、ご期待ください。