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エディターズ・ノート

Dysonのスティック型掃除機、予想通りだが改善点も

  • 中道 理=日経エレクトロニクス
  • 2013/10/23 05:00
  • 1/1ページ

 ここ1カ月ほど、英Dyson社のスティック型掃除機「Digital Slim DC45」を自宅で使っています。Digital Slimについてはここ1年ほどずっと使いたいと考えていました。小さな子供がいるため、食事のたびに、パンくずやご飯粒などがぽろぽろと床に落ち、それを掃除するため、掃除機をクローゼットから出してくるのが面倒臭かったからです。そんな我が家にとっては、リビングに置いてあっても、美観を壊さず、場所も取らないスティック型掃除機は魅力的に映りました。

 検討候補に挙がったのは、 スウェーデンElectrolux社製のものと、Dyson社製のものでした。残念ながら日本のメーカーの製品には食指が動きませんでした。どれも野暮ったく、リビングに置きっぱなしにすることがためらわれたからです(メーカーの方ごめんなさい)。店頭でフィーリングから、Digital Slimの方が、取り回しが楽ではないかという結論に達しました。こうして考えてみると、Dyson社はよく消費者を研究しているなあと感心してしまいます。

 さて、使用感ですが、おおむね満足しています。当初の想定と店頭で触って感じた通り、子供の食べこぼしを気軽に吸い取るのにちょうどよいものでした。軽いので、棚の上や冷蔵庫の上などのホコリ取りに使うという想定外の活躍の場も見つかりました。吸引力については、拙宅はフローリングであるため、十分でしたが、毛足の長いカーペットを敷いているような家だと、もしかしたら弱いかなと感じました。

 一方で不満もあります。一つは電池の容量です。満充電からの連続稼働時間ですが、仕様上20分となっています(強モードだと6分)。20分間ずっと動作させ続けることはありませんが、居間を掃除した後、寝室、書斎、廊下と掃除をするとなると、20分ぐらいはかかってしまいます。途中で切れるのが怖いので、使っていないときにまめに充電するようにしていますが、これが面倒です。例えば、設置場所である居間では、充電しながら使えればいいのですが、仕様上、充電中はスイッチが入りません。また、充電量のインジケータがないので、充電の目安が分からないのも困ります。サブの掃除機という位置付けの商品なので、こうした仕様なのでしょうが、個人的には掃除機を複数台持ちたくないので改善してほしいところです。

 もう一つの不満は、粒のようなものを吸い取るのが苦手という点です。実は先日、誤って米粒を床にぶちまけてしまったのですが、これをきれいに吸えませんでした。掃除機を米粒がこぼれたところをめがけて動かすと掃除機の吸い込み口の前に当たり、米粒が前方に飛んでいってしまいました。床と吸い込み口の間の隙間が狭いことが原因のようです。また、吸い込み口を浮かし、上から米粒に当てても、幾つかの米粒が吸い込まれず床に残ってしまいます。吸引力の問題のような気がしますが、理由はよく分かりませんでした。

 不満ではないですが、ぜひ対応してほしい機能もありました。それは液体を含めて吸い取ること。子供と暮らしていると、ヨーグルトや味噌汁など、液体を含んだものが、よくこぼれます。こういう場合はぞうきんを持ってくるのですが、これを掃除機で吸い取れれば最高です。もちろん、他の家庭用掃除機でも液体は苦手ですので、難しいとは思いますが、実現すれば少なくとも子育て世代には重宝されそうです。

 長々と書きましたが、ヒット商品であっても、使ってみるとまだまだ改善の余地があると感じました。感性の面でも、性能、機能の面でも、Dyson社のスティック型掃除機を打ち負かすような製品を日本メーカーに期待しています。

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