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ホットメルト接着剤

軽量化や生産性の向上に一役、射出成形との組み合わせで活用広がる

富岡 恒憲=Tech-On!編集
2013/10/22 00:00
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 ホットメルト接着剤とは、常温では固体だが、加熱すると溶ける接着剤のこと。冷却固化や溶融後の熱硬化によって被着材を接合する。その存在自体は新しくないが、近年、このホットメルト接着剤を使って、部品の軽量化や生産性の向上、設計自由度の拡大を図るケースが増えてきている。しかも、興味深い点は、射出成形との組み合わせによる活用が広がっていることだ。

接合の強度を上げ20%軽量化

 好例の1つが、独Daimler社Mercedes-Benzブランドの新型「Aクラス」のクロスカービームである(図1関連記事1関連記事2)。Daimler社では、独Evonik社のホットメルト接着剤「ベスタメルト」(日本ではダイセル・エボニックが販売)を使って同部材の20%の軽量化を図った。

図1●独Daimler社Mercedes-Benzブランドの新型「Aクラス」のクロスカービーム
独Evonik社のホットメルト接着剤「ベスタメルト」を使って20%の軽量化を図った。
[画像のクリックで拡大表示]

 クロスカービームとは、ステアリングホイール(ハンドル)やセンターコンソール(エアコンの吹き出し口やカーステレオが格納される部分)、グローブボックス(助手席前の収納ボックス)などを支持する棒状の部材。インストルメント・パネルの内側に車体の左右方向に梁のように渡す部材で、左右のフロントピラー(フロントドアを支持し同ドアの前側にある支柱)や車体の中心部などに固定する。棒の部分(ビーム)には、ステアリングホイール、センターコンソール、グローブボックス、Aピラー、および車体中心部との取り付け部を設ける。

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