Tech-On!のテーマ・サイト「電子部品」では、ソーシャル・デバイスと米Apple社のスマートフォン「iPhone」の最新機種向け電子部品に関する記事が、この1カ月(9月10日~10月9日)で最も読まれた。

 トップとなったのは、「貼るだけ1000円センサ」に関する記事。店舗や工場などで幅広く使えるセンサの開発状況を紹介している。目指す姿は、無線通信機能と電源を備えて、コストは1000円、敷設は絆創膏のように貼るだけというものだ。さまざまな場所に大量のセンサ・ネットワークを構築しやすい。節電などに貢献するソーシャル・デバイスとして働く。

 2位に入ったのは、老人ホームを運営しているオリックス・リビングが求める技術を紹介した記事。老人ホームなどの高齢者施設では、いずれ質を競うようになると同社は考えており、差異化のための新技術を必要としている。質は、介護者が入居者とコミュニケーションを取れるかどうかで決まるという。ただ自動化を目指すのではなく、コミュニケーションを生む余裕をもたらす技術を欲している。

 一方、新型iPhoneに関する注目度も依然として高い。iPhoneとして初めて搭載された指紋認証機能に関する記事が6位に入った。5位の「訳あって、iPhone 5s/5cの分解速報はありません」は、日経エレクトロニクス編集部がいつも手掛けている新機種の分解・分析記事の予告だ。3位と7位は関連記事のリンク集である。